運動、トレーニングの順番
体の骨格は左右対称です。しかも左右に足があるために、姿勢を保つのは難しいことではありません。
しかし前後は対象ではなく、バランスをとるためにちょっとした工夫が隠されています。
頭からつま先まで、前後の形は違います。 一番わかりやすいのが、背骨でしょう。 小さな骨がS字になることで、前後のバランスをとることができます。
背骨の1つ1つの間には椎間板というクッションが挟まれています。姿勢が悪いと、クッションである椎間板の位置もズレてしまうこともあります。
背骨のS字は「生理彎曲(せいりわんきょく)」とも言われます。背骨がS字になっていることで、不安定な状態を安定されることができます。
これは、五重塔のしくみと同じです。 外部の揺れに対して、体を頑丈にして対抗していては体は簡単に壊れてしまいます。人間なら倒れてしまいます。
内臓&骨格を不安定にすることで、微妙なバランスをとることができるのです。
しかし、姿勢が悪かったり筋肉のバランスが悪い場合は、骨格の動きを邪魔してしまいます。そうなると体の正しい機能を使うことができないので、痛みやトラブルの原因になってしまいます。
バランスボールは医療用に開発されただけあって、体の機能を正常にトレーニングすることができるのです。
体に少しの不安定な状態を作ることで、体の反応を高めることができるのです。